年賀状の常識&マナー
送る期間・基本の書き方を解説
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年賀家族のこだわりが詰まったデザインで素敵な年賀状づくりをしていただくために、
年末年始のご挨拶のマナーや、年賀状をつくる際に気をつけたいポイントをご紹介します。
年賀状を送る期間
元日から松の内(一般的には1月7日)までに届くように送るのが基本
年賀状を元日に届くようにするためには、年賀状の受付開始である12月15日~12月25日の間に投函するようにしましょう。
通常はがきを使う場合は、「年賀」と朱書きを入れずに投函すると、年内に配達されてしまうので注意が必要です。
年明けになってしまった場合は三が日以内、遅くても松の内までに届くように送るのがマナーです。
松の内を過ぎてしまった場合は寒中見舞いはがきとして送ります。
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年賀状の書き方と基本マナー
年賀状は、基本的に次の5つの要素が入るよう組み立てましょう。
- 新年を祝う賀詞や挨拶
- 昨年中の感謝・お礼、今年もお付き合い、ご指導を願う前文
- 近況、抱負、想いなどを伝える本文
- 相手の健康、幸福などを願う結びの言葉
- 年号・日付など
- 文例
- 謹んで新年のお慶びを申し上げます
昨年中は大変お世話になり ありがとうございました
家族一同元気に正月を迎えております
皆様のご健康とご多幸と心よりお祈り申し上げます
令和○年元旦
Point01「賀詞」は送る人に合わせて選ぶ
賀詞とは、年賀状の文頭に記す、お祝いの言葉です。
賀詞にはさまざまな種類があり、それぞれ意味があります。年賀状を送る相手に合わせて選びましょう。
- 友達や親戚など
近しい人に - ● 漢字1文字
- 寿:めでたい
- 福:幸せ
- 賀:喜び祝う
- 春:新年、年の初め
- ● 漢字2文字
- 賀正:新年をよろこぶ
- 賀春:新年を祝う
- 頌春:新しい年、年の初め
- 迎春:新年を迎える
- 慶春:新年をよろこぶ
- 寿春:新年を祝う
- 初春:新しい年、年の初め
- 新春:新しい年
- 上司や目上の方に
- ● 漢字4文字
- 謹賀新年:謹んで新年をお祝い申し上げます
- 恭賀新年:うやうやしく新年をお祝い申し上げます
- 相手を選ばず
どなたにも - ● 文章
- ・あけましておめでとうございます
- ・新年おめでとうございます
- ・謹んで新春のお慶びを申し上げます
- ● 英語
- ・Happy New Year
- ・I hope you have a great year
- 「1月1日 元旦」など意味の重複に注意
- 賀詞の重複は間違えやすいので注意が必要です。
例えば「一月一日 元旦」。
「元旦」は元日の朝のことを指すので「一月一日」とほぼ同じ意味です。使用する場合は「一月一日」か「元旦」のどちらかにしましょう。
また、「新年あけましておめでとうございます」は「新年」と「あけまして」の意味が重複しているので、「新年おめでとうございます」が正しい使い方となります。
年賀家族では、お好みのデザインにご希望の賀詞がない場合も
デザイナーが調整いたします。ぜひご相談ください。
送る相手別おすすめデザイン
- 和風モダンデザイン
- 上司や目上の方には
落ち着いた和風のデザインなどで上品に - デザインをみる
- クリエイターデザイン
- 友達や親戚など近しい人には
写真を複数枚使ってにぎやかに - デザインをみる
- 写真なしイラスト
- 写真を入れるのに抵抗がある場合は
イラストデザインがおすすめ - デザインをみる
Point02挨拶文には句読点を入れない
日本は元来、毛筆文化で句読点を打つことがなかったこと、また、お祝いごとや喜ばしいことには区切りをつけないということから、「、」「。」などの句読点は使用しない方がよいとされています。
改行や一文字分開けるなど、読みやすくなるよう工夫するとよいでしょう。
Point03「忌み言葉」は避ける
年賀状は、新年を迎える喜びやお祝いする気持ちなどを相手に伝えるものです。
新年にふさわしい、明るく晴れやかな言葉を使うようにし、暗く不吉なできごとを連想させる言葉は避けましょう。
- 忌み言葉の例
- 去年 / 終わる /衰える /切れる /落ちる /離れる /病む /消える /枯れる /苦しむ /壊れる /崩れる /倒れる /失う /滅びる など
※去年の「去」は、去る・離れるという意味があり、縁起がよくないので使いません。「昨年」「旧年」を使いましょう。
宛名の書き方・ルール
年賀状の宛名は縦書きが基本
元来、日本語は縦書きなので、年賀状の宛名も縦書きが基本です。
しかし現代では、表面裏面で縦横をそろえると受け取った側も自然に読むことができるので裏面のレイアウトデザインに合わせ、裏面が横書きなら宛名も横書きで問題はありません。
ただし、目上の方に年賀状を出す場合は、宛名、裏面ともに縦書きの方がおすすめです。
宛名の書き方
住所
- 郵便番号、小枠の右側2つの中心に合わせて書き始めます。
番地などの数字は、縦書きの場合は一般的に漢数字で。
マンション名等はできれば省略せず、住所より一回り小さめに。
名前
- 郵便番号、大枠の中心に合わせて大きめの文字で書きます。
夫婦や家族連名は、それぞれの名前に敬称をつけましょう。
家族全員宛てなら、「ご一同様」とします。
差出人
- 裏面に記載するなら、宛名面には不要。
宛名面縦書きの場合は、郵便番号の幅におさまるように。
宛名書きのルール
- 筆記用具
- 毛筆や万年筆が理想ですが、書き慣れていなければ筆ペンや水性ボールペンがおすすめです。
- 色
- 黒が基本ですが、青でも可。薄墨は弔事用なので使用しないようにしましょう。
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書き損じてしまった場合
新しい年賀状に書き直すのがマナー
年賀状には書き損じがつきものです。手書き部分はもちろん、プリンター印刷の失敗もよくあります。たとえ1文字であっても修正ペンを使ったり、二重線を引いたりするのは失礼にあたります。新しい年賀状に書き直しましょう。
書き損じはがきは捨てずに郵便局へ
書き損じたはがきは、郵便局で所定の手数料を払うと切手や郵便はがき等に交換することができます。なお、破損していたり、宛名不明で返送されてきたはがきは対象外となります。
また、誤購入や年賀状購入後、身内に不幸があって年賀状が出せなくなってしまった場合は年賀はがき販売開始から終了日までに限り、手数料無料で切手や郵便はがきに交換することができます。
ただし、昨年の余った年賀はがきは対象外となり、書き損じはがきと同じ扱いとなりますのでご注意ください。
書き損じやプリンター印刷の失敗のないようぜひご利用ください
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ビジネス年賀状のマナー
1年間お世話になった感謝を伝え、
先方との良好な関係を築く
ビジネス年賀状は、会社の印象を左右するだけでなく、取引先や顧客との良好な関係を維持するためにも効果的です。
特に、店舗やサービス業にとっては重要な販促ツールにもなりますので有効に活用しましょう。
Point01必ず元旦に届くように準備をする
ビジネス年賀状を送る場合は、必ず元旦に届くようにしましょう。どんなにマナーを守っていても、元旦に届かないのは失礼にあたってしまいます。
遅くても相手の仕事始めの日までには年賀状が届くようにしましょう。
Point02宛名の書き方に十分注意
しばらく連絡を取り合っていない相手の場合、部署や役職が変わっている可能性があります。必ず事前に変更がないか確認をしておきましょう。
Point03手書きのメッセージを一言添える
印刷されたままの年賀状はたとえ手間がかかっていたとしても、温もりのない印象を与えてしまいます。短くても手書きのメッセージをひとこと添えるだけで気持ちが伝わる、相手に喜ばれる年賀状になります。