送るタイミング・範囲を解説
結婚報告はがきの常識&マナー
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結婚報告はがきは、親戚や友人、会社の上司や同僚など、お世話になった方へ改めて結婚を報告するもの。
今後も末永いお付き合いをお願いするとともに、
新しい住所や名字をお知らせする良い機会にもなるので、忘れずに出しましょう。
ここでは、送るタイミングや送る範囲、シチュエーションごとの文例をご紹介します。
結婚報告はがきを送る範囲
1結婚式に参列してくれた方
- 出さなくても失礼にはあたりませんが、送ることで改めて感謝の気持ちが伝わりますし、新しい連絡先のお知らせも兼ねるので、ぜひ送りましょう。披露宴の写真やテーブルフォトなど、相手が写っている写真を使うと喜ばれます。その際、「先日はお忙しい中、ありがとうございました」など一言手書きで添えると気持ちが伝わります。
2事情があって参列できなかった方
- 遠方や仕事など、事情があって参列できなかった友人や親戚は、おふたりの晴れ姿を楽しみにしている可能性が高いので、写真入りの結婚報告はがきできちんとご挨拶をしましょう。
3お祝いをいただいた
- 結婚式には招待していないけれど、お祝いをくださった方にも改めてお礼として結婚報告はがきを送りましょう。手書きでお礼のメッセージを添えるのを忘れずに。
4年賀状しかお付き合いが無い
- 日頃お付き合いが無ければ、暑中見舞いや年賀状など季節のご挨拶といっしょに、さらりと報告するのがお勧め。相手との関係性によって、写真入り・写真無しのデザインを使い分けるとベストです。
5会社の上司や同僚
- 上司には落ち着いたデザインと文面で失礼の無いように、仲の良い同僚にはカジュアルなデザインで個性を出すなど、相手によってパターンを変えると好印象です。写真の有無に迷うときは、お付き合いの深さによって判断しましょう。
6遠い親戚、父母の友人など
- ほとんどお付き合いの無い人に送っても「お祝いの催促?」と受け取られかねないので、今後お付き合いが無さそうな疎遠な関係の人には送る必要はありません。
送る相手別おすすめデザイン
身内にご不幸があった場合
- 年末にご不幸があった場合
- 喪中はがきで結婚報告をするのは厳禁。まずは12月の半ばまでに喪中はがきを出し、1月8日以降から2月4日までの立春に届くタイミングで結婚報告を兼ねた寒中見舞いはがきを出すことをお勧めします。
- 年末ギリギリにご不幸があった場合
- 12月中旬以降に亡くなった場合の喪中はがきは、「間に合わないので無理に送らない」か「間に合わなくても送る」の2通りの考え方があります。どちらが正しいという訳ではなく、地域や家によっても違うので家族に相談して決めましょう。年明けの1月7日が過ぎたら、改めて寒中見舞いはがきでご挨拶をするのが一般的です。
- 年末以外の場合
- 仏教の忌明けである四十九日も過ぎて落ち着いたタイミングで改めて結婚報告はがきを出しましょう。
結婚報告はがきの文例
出すタイミングや状況で伝えたいことは変わります。
おふたりの気持ちが一番伝わるご挨拶を、さまざまなパターンでご用意いたしました。
一般的なご挨拶
- このたび ○月○日に結婚いたしました
これからは ふたりで助け合いながら
楽しい家庭を築きあげていきたいと思います - 私たちふたりは結婚いたしました
来年の○月には家族が増える予定です
今後も変わらぬご指導と 末永いお付き合いをお願い申し上げます - このたび ○月○日に結婚式を挙げました
身内だけのささやかな式ですが 心温まる一日となりました
まだまだ未熟なふたりではありますが
笑顔の絶えない明るい家庭を築いてまいります
今後ともお力添えのほど よろしくお願い申し上げます
入籍のみのご挨拶
- 私たちは◯月◯日に入籍いたしました
下記住所にて新生活を始めましたので
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください - このたび私たちは入籍いたしました
挙式披露宴は執り行わないため
直接ご挨拶ができないこと深くお詫び申し上げます
まだまだ未熟な私たちですが
これからも変わらぬお付き合いのほど
よろしくお願い申し上げます
結婚式のお礼を兼ねた挨拶
- 先日は 私たちの結婚式にお越しいただき
ありがとうございました
皆さまの温かい祝福をいつまでも忘れずに
ふたりで幸せな家庭を築いてまいります
今後とも どうぞよろしくお願い申し上げます - この度は私たちの結婚に際しお心遣いをいただき
本当にありがとうございました
まだまだ未熟な2人ではございますが力を合わせて温かい家庭を築いていきたいと思っております
今後とも末永いお付き合いをいただけますよう
どうぞよろしくお願いいたします
年賀状を兼ねたご挨拶
- あけましておめでとうございます
私たちは昨年○月○日に結婚し
ふたりで迎える初めての新年となりました
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
寒中見舞いを兼ねたご挨拶
- 寒中お見舞い申し上げます
寒い日が続いておりますが いかがお過ごしでしょうか
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
私事ですが このたび ○月○日に結婚いたしました
お近くにお越しの際は ぜひお立ち寄りください